会の概要

ごあいさつ(令和6年度)

 令和6年6月の総会を経て、新しく会長に就任いたしました。

 就任に当たり、この協議会は会員の皆様とともに継続・発展させていきたいと切に願っております。日本の医療制度は、人口構造や家族構成、疾病の構造の変化などから、病院等の施設医療から在宅医療へとシフトしています。そのため、在宅療養をする人の生活を支える訪問看護への期待は大きく、活躍の場は拡大しています。

 協議会は、平成8年の連絡会の時から今日まで、三重県医師会・三重県看護協会の人材や経済的支援をもって継続・発展してきました。県下の訪問看護ステーションが236カ所(R6.6)に増加してきた今、会員の手に運営のバトンタッチをしていただいたものと思っています。

 県民の皆様が、療養をしながら住んでいる地域で暮らし続けられるように、そして、訪問看護を届けられるように皆で手を取り合っていきたいと思います。1事業所では、叶えられないことも皆で協働し合えば支えられるかもしれません。事業所間の顔が見え気軽に声を掛けられる関係、知識や情報交換し合える関係等、事業所の質の向上を共に目指しながら、専門家として住民の皆様への責務を果たしていくために邁進して行きましょう。

一般社団法人三重県訪問看護ステーション協議会
会長 福本 美津子

概要

沿  革

平成5年
第1回三重県訪問看護ステーション連絡協議会会議開催

平成8年
指定老人訪問看護ステーション・三重県指定訪問看護ステーション連絡会が三重県医師会において発足

平成15年4月1日
本部が医師会から三重県看護協会へ変更、三重県訪問看護ステーション連絡協議会会則に基づいて任意団体として活動

令和元年7月
本部所在地がナーシングヒル・なでしこ内に移転

令和2年4月1日
一般社団法人三重県訪問看護ステーション協議会として法人化へ移行 

目  的

協議会は、県内における訪問看護ステーション相互の交流及び研修・訪問看護事業の経営・サービスの質の向上などに関する事業に取り組み、訪問看護の充実と推進を図ることを目的としています。

事業内容

 1.訪問看護の質の向上に関する事業

 2.訪問看護事業の調査研究に関する事業

 3.訪問看護業務の改善及び訪問看護の普及・啓発に関する事業

 4.保健・医療・福祉サービス事業との連携に関する事業

 5.三重県民の健康及び福祉に関する事業

 6.その他この法人の目的を達成するために必要な事

組 織 図

 

組  織

 会長1名 副会長3名 他職種理事5名 地区理事8名 監事3名

一般社団法人三重県訪問看護ステーション協議会ブロック及び地区区分地図

教育計画

令和6年度 三重県訪問看護ステーション協議会 教育計画

(ステーションはSTと表記する)

研修項目 テーマ 講師 研修目的及び内容 受講料 参加要件

第1回
中央研修
5月12日(日)
6月1日(土)
7月28日(日)

三重県小児在宅看護研修会

三重大学医学部附属病院 小児・AYA がんトータルケアセンター

第1回初期研修① 9:30~16:30 小児在宅ケア概論 ▶︎講義

第2回初期研修② 9:30~16:30  医療的ケアを必要とする子どもの身体的特徴 ▶︎実技演習 

第3回スキルアップ研修 9:30~12:00 ▶︎グループディスカッション

無料

三重大学主催
協議会共催

訪問看護に携わる看護師または准看護師

第2回
中央研修
6月23日(日)
10:45~12:30

暴力・ハラスメント対策 関西医科大学
広域看護分野
教授:三木明子

内 容:訪問看護STにおける暴力・ハラスメント対策~実例を通して~

【自施設のマニュアルを見直そう】 
方法:講義 (集合研修)

会員:無料

非会員:2,000円

訪問看護人材養成研修
6月~R7年2月

他の訪問看護STを知ってみませんか

各受け入れ施設の
管理者

目 的:管理者が他STの管理を学び自事業所の振り返りが出来る

会員:無料

非会員:5,000円

ST管理者・リーダー

ブロック研修60分~120分(集合研修)

感染管理について

感染管理認定看護師

目 的:在宅看護に活かす感染管理
北勢・中勢・南勢ブロック単位の集合研修

会員:無料

非会員:1,500円~3,000円

訪問看護に携わっている看護師又は准看護師

地区研修
60分~120分
(集合研修)

地域BCPについて

災害専門看護師

目 的:自施設と地域が連携したBCPを作成し災害に備える

方法:各地区による集合研修

会員:無料

非会員:1,500円~3,000円

※受講料について 会員:無料、非会員:1,500円/時間、5,000円/日

 

令和6年度 訪問看護総合支援センター受諾事業

研修項目

テーマ

講師 研修目的及び内容 参加要件

訪問看護管理者研修
R7年2月
2日間

1)訪問看護管理者としての基本的知識を学ぼう

外部講師

目 的:経験の浅い訪問看護管理者が、管理者としての役割や運営に必要な経営力を身に付け、訪問看護管理者として基本的知識を学ぶ

方法:講義・演習 2日間

訪問看護管理者経験3年以下の看護管理者

アドバイザー派遣事業

1)質の高い訪問看護STを目指して 専門看護師
認定看護師
アドバイザー経験者

目 的:事業所へのアドバイザー派遣により事業所経営・人材育成・事業所の体制整備の推進を図る

方法:1施設3回訪問。 4施設実施

訪問看護事業所

訪問看護STの自己評価
10月12日(土)
9:30~12:00

1)訪問看護STにおける質の管理について

中島朋子
東久留米白十字訪問看護ST所長

目 的:事業所自己評価のガイドラインを活用し自事業所を評価し利用者に選ばれる訪問看護STになろう

看護管理者及びリーダー

※受講料について 三重県受諾事業については 会員・非会員ともに無料

※申し込み方法:WEB申し込み(開催案内に詳細掲載)                     

会員の特典

1.当協議会の研修会に、優先的に無料(会員価格)で参加できます。

2.訪問看護ステーションの運営・活動に関する最新重要情報をお知らせします。

3.地区管理者会議・地区活動への参加ができます。

4.会員専用Webホームページを利用できます。

5.三重県は「東海北陸ブロック訪問看護ステーション連絡協議会」(岐阜県・愛知県・静岡県・石川県・富山県・福井県)に属し東海7県での活動にも参加できます。

6.現場の声を協議会を通して発信(行政等)できます。

入会について

正会員:この法人の目的に賛同して入会した三重県内の訪問看護事業所等

賛助会員:この法人の事業を賛助するために入会いただいた関係団体・企業等

年会費:一般社団法人三重県訪問看護ステーション協議会会費規程参照

※詳細はホームページをご覧いただくか本部までご連絡ください。

訪問看護相談室のご紹介

相談日:平日の月・火・木・金曜日  

時 間:9:30~16:30

専門の相談員が対応します

相談窓口では在宅で療養される方々が、笑顔で安心して療養できるよう、訪問看護サービスの内容や利用方法等のご相談をお受けします。また、訪問看護師が生き生きと働ける環境を整えられるよう、訪問看護ステーションへの支援を行います。お気軽にお問い合わせください。

相談専用ダイヤル
TEL:059-273-5166  FAX:059-256-7633


〒514-1254 三重県津市森町2019-7(ナーシングヒル・なでしこ内)
TEL:059-273-5167 FAX:059-256-7633 

地区活動内容

桑員地区

活動イメージ

三重県の一番北に当たる桑員地区では、16カ所のステーションがあり、 2ヶ月に1度の地区会議と年に2、3回の地区研修を行っております。
地区会議では各ステーションの管理者が集まり、地区での情報交換を行ない、管理者として悩んでいる事等を話合っています。また自分達の学びたい事を選び企画運営しています。近年ではコロナ研修や災害研修、納棺師による研修を受けました。

地域医療を支える事が出来る様に、管理者同士顔の見える関係で、お互いに助け合っています。

三泗地区

現在25か所の訪問看護ステーションで構成されています。医師会も在宅医療の推進に積極的に取り組んでおり、特に四日市市では在宅医療に熱心な医師が増えています。その中で訪問看護は重要な立場にあると考えられており、求められるものも高度になってきています。管理者同士の交流を深め、情報共有の場を作り、助け合いのできる関係性を持ちたいと思っています。2か月に1回の管理者会議と研修会を開催しています。

鈴鹿・亀山地区

2010年ごろまでは、訪問看護事業所数が少なく、鈴鹿市亀山市と一体で管理者会議などを運営してきました。最近は事業所数が増え、市独自の活動を行いながら、訪問看護ステーション協議会によってつながりを保っています。鈴鹿市は、比較的暖かい海辺から、寒風の吹く山裾まで、気候の変化を感じながら訪問しています。多職種連携にはバイタルリンクを活用し、ACP委員会などの取り組みを行っています。

亀山市は自然が豊かであり山間地域の、風光明媚な景観を満喫しながら訪問しています。こちらも多職種連携のために、バイタルリンクを活用するとともに、人口が少ない分、顔の見える関係が地域連携を支えています。この鈴鹿亀山共同で、勉強会なども開催していきたいと企画を進めています。

津地区

津地区ブロックは今年度2ステーションの入会があり津・久居地区の15ケ所の訪問看護ステーションで構成されています。コロナ禍もあり2ケ月毎にzoomを用いて管理者会議を開催しております。管理者間の横のつながりを持ちお互いが高め合い、また相談し合える関係性を持つ貴重な機会となっております。

昨年度はブロック研修会で納棺師によるエンゲルケアの研修の機会を持ちました。事業所毎の考え、ケア内容をお互い話す機会を持ち良い学びとなりました。やはり顔を合わせて他のステーションの方と勉強できる環境が戻ってきたことはとても嬉しいことでした。困ったときに助け合える関係、訪問看護のネットワークを持ち地域包括ケアシステムを支えていきたいと考えています。

伊賀・名張地区

活動イメージ

伊賀地区は名張市・伊賀市の14か所訪問看護ステーションで構成されており、過疎高齢化の地域も沢山ある広い地域でより良い訪問看護が提供できるように頑張っています。年6回の管理者会議で管理者が集まることにより横のつながりを大切にし、意見交換や、情報共有、悩みなど相談しあって連携をとれるようにしています。

また、年2回専門職・医師・専門看護師による研修を企画・運営し、在宅での質の高い看護が提供できるよう個々の訪問看護技術の向上にも努めています。行政・多職種とも連携し、地域のつながりを大切にしていきたいと思います。

松阪地区

松阪地区は松阪市、多気町、明和町を含み、22事業所となりました。管理者会議を対面、またはオンラインで行い、情報交換に努めています。

和やかな雰囲気の中、ベテラン管理者から新人管理者までが訪問看護の普及啓発について話し合い、時には仕事上の困り事も出て、他の管理者からアドバイスを受ける場ともなっています。集合での研修の場もこれから増えてきて、いろいろな活動も顔を合わせる機会が増えれば、また一層つながりを深めることが出来るので、訪問看護サービスの質向上につなげていきたいと思います。

伊勢・志摩地区

活動イメージ

伊勢志摩度会地区は、伊勢地区12・志摩地区2・度会地区5・鳥羽市1の20の訪問看護ステーションで活動しています。毎月の管理者会議と隔月に薬剤師も交えた意見交換をしています。コロナ感染症が発生してからは、災害時の連携が構築できるよう地域の他ステーションと意見交換し連携を図っています。応援体制をグループ分けし、緊急時にも看護ケアが継続してできる仕組みづくりをしています。がん末期や終末期を自宅で過ごしたい方も増えています。退院指導期間が短く不安を抱え自宅退院される方もあり、最初から指導を行う事も多々あります。

多職種連携研修会・事例検討会・緩和ケアカンファレンス等の研修も活発に行っています。医師会や総合病院、市の機関等協力を得て支援しています。










役員一覧

役職名 氏 名 所 属
会 長 ふくもと みつこ
福本 美津子
一般社団法人 三重県訪問看護ステーション協議会
副会長 こにし ひろし
小西  博
公益社団法人 三重県医師会
副会長 まさご ゆり
眞砂 由利
公益社団法人 三重県看護協会
副会長 やながわ ともこ
柳川 智子
一般社団法人 三重県訪問看護ステーション協議会
理 事 あたらし たつや
新  達也
公益社団法人 三重県歯科医師会
理 事 つじ  ゆきこ
辻  由紀子
一般社団法人 三重県薬剤師会
理 事 こくぶ みのぶ
國分 実伸
一般社団法人 三重県理学療法士会
理 事 おがわ りゅうじ
小川 竜司
一般社団法人 三重県介護支援専門員協会
理 事 いたに てつや
井谷 哲也
三重県医療保健部 長寿介護課 
桑員地区理事 なかむら きみよ
中村 紀美代
ねむの花訪問ナースステーション
三泗地区理事 かわしま のりこ
川島 典子
四日市医師会訪問看護ステーション
鈴亀地区理事 たにやま ちか
谷山 智香
鈴鹿中央総合病院訪問看護ステーション
津地区理事 うちだ じゅんこ
内田 潤子
藤田医科大学訪問看護ななくり
伊賀地区理事 いとみ みわ
糸見 美和
訪問看護リハビリステーション ハッピーウッド
松阪地区理事 なかお ゆうじ
中尾 悠次
訪問看護ステーション松本クリニック
伊勢・志摩 地区理事 さとう ちえこ
佐藤 知恵子
高見訪問看護ステーション
大台・大紀・東紀州 地区理事 たかはし ちあき
高橋 千晶
訪問看護ステーションあすなろ
監事 いしだ のぶひろ
石田 亘宏
公益社団法人 三重県医師会
監事 よこた こういち
横田 浩一
社会福祉法人 三重県社会福祉協議会
監事 はらぐち えつこ
原口 悦子
公益社団法人 三重県看護協会

(令和5年7月27日更新)